幸せになれるプロレス技 第三回「こけし」
本日2月19日はプロレスの日と言われている。1954(昭和29)年のこの日、日本初のプロレスの本格的な国際試合、力道山・木村組対シャープ兄弟の試合が開催されたことが由来らしい。
というわけで、今回も幸せになれるプロレス技をご紹介したいと思います!!
第一回、第二回はこちら↓
前回、前々回ともアメリカ最大のプロレス団体、WWEのプロレスラーだったが、今回は初の日本人レスラーの技を紹介します!!
今回の技はこちら!!
本間朋晃 「こけし」
本間朋晃といえばあの天龍源一郎をも凌駕する聞き取りづらい声で有名なプロレスラーである。どれくらい聞き取りづらいか、次の動画口に牛乳を含みながら見てもらいたい。
本間選手は試合中に相手選手のラリアットが喉仏に当たったために声帯が潰れており、そのせいで、紙やすりで木材を削るときの音みたいな声になってしまったのです。
誰でも出来る「こけし」のやり方
- なんとかして相手をダウンさせます。
- トップコーナーに登ります。
- 直立しながら頭を斜に構え視点を落とし、相手を威嚇しながら落下します。
「こけし」とは、言ってしまえばただのダイビングヘッドバットなんですが、観戦者の子供が「こけしみたい」と言ったことに加え、本間のパートナーの真壁が「山形出身なんだからこけしでいいんじゃない?」と口にした所から「こけし」と名付けられました。
この技に移行する際は「こけし」コールが湧き起こるなど本間の代名詞的な技として認知され、派生技も次々と生み出されていきました。
派生技
- 小こけし
倒れている相手に対して、助走を付けながら放っていくこけし。試合序盤に使うが、95%避けられる。ハイリスク・ローリターン
- 大こけし
場外でダウンしている相手に向かって放つこけし。主に大一番で使う。
- こけしロケット
助走をつけた状態で相手にまるでロケットのようにぶつかっていくフライング・ヘッドバット式のこけし。
合体技
タッグパートナーの真壁が相手を肩車で担ぎ上げたところをコーナー最上段からこけしロケットを決める合体技。
こけしのすべてが詰まった試合
「こけし」に苦難と復活
そんな本間選手は最近まで怪我により休養していた。
2017年3月3日、沖縄大会にて本間選手は病院に緊急搬送されました。一時は四肢麻痺状態であったが、その後回復し中心性頸髄損傷と診断されました。
中心性頚髄損傷(中心性脊髄損傷)というのは、脊椎の急激な過伸展による脊柱管狭窄や脱臼・骨折により生じる脊髄の中央部分の損傷のことをいいます。簡単にいうと、脊髄が完全に損傷するのではなく、脊髄の中心部分だけに損傷が生じる脊髄損傷のことをいいます。
しかし、「こけし」は帰って来ました!治療とリハビリを乗り越えて、2018年6月23日、地元である山形大会にて、477日ぶりに試合に復帰!!やはりプロレスラーは強い!!
というわけで、今回は日本屈指の幸せになれるプロレス技「こけし」をご紹介いたしました。皆さん、絶対に真似しないでください。
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