ミルクボーイ『内藤哲也』
「どうもミルクボーイです。お願いします。ありがとうございます。あーありがとうございます。今、BUSHIのオーバーマスクをいただきましたけどもね。」
「こんなんなんぼあってもいいですからね。」
「ゆうとりますけれどね。」
「うちのおかんがね、好きなプロレスラーがいるらしいんやけど」
「そうなんや。」
「その名前を忘れたらしいねん。」
「プロレスラーの名前忘れてまうってどうなってんねん。」
「いろいろ聞くんやけどな、全然わからへんねん。」
「ほんだら俺がね、おかんの好きなプロレスラーを一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたかとか教えてみてよ。」
「史上初の、IWGPヘビー級とIWGPインターコンチネンタルの二冠王者らしいわ。」
「内藤哲也やないか。その特徴はもう『制御不能のカリスマ』内藤哲也やがな。すぐわかったよこんなもん。」
「俺も内藤哲也やと思てんけどな、おかんが言うには、締めのマイクを拒否したり、バックヤードでも無言を貫いたりと、寡黙な人らしいねん。」
「ほな内藤哲也と違うか。内藤哲也死ぬほど喋るからなぁ。どんなに激しい試合した後でもめちゃくちゃ声出てるからね。ほな内藤哲也ちゃうがなもうちょっと詳しく教えてくれる?」
「ある時期から、キャラが一変したらしいねん。」
「内藤哲也やないかい!メキシコから帰ってきてめちゃくちゃキャラ変わったんやから!俺はね、あれはメキシコの自由な風に触れて、自分のやりたいプロレスだけで勝負しようとしたからやと睨んでるのよ。
でも、あれよう見たらね、間を変えただけで、技自体は意外とスターダストジーニアスの頃と変わってなかったりもするから!俺はなんでもオミトオシやねんから!内藤哲也やそんなもんは!」
「わかれへんねん、でも。」
「何が分かれへんねん。」
「俺も内藤哲也やと思てんけどな、おかんが言うには、活躍の場が基本第1試合らしいねん!」
「ほな、内藤哲也ちゃうやないかい!内藤哲也は押しも押されもせぬメインイベンターやねん。締めの『デ・ハポン!!』が言いたくて試合見に行ってんねんから俺は!もうちょっとなんか言ってなかった?」
「夏場の私服が信じられないほどダサいらしい。」
「内藤哲也やがな!!あの星柄のタンクトップはしまむらにも置いてないのよ!しゃーないねん内藤哲也は新日本プロレスと広島カープにしか興味ないねんから!!内藤哲也やそんなもん!!」
「わかれんへんねん。」
「なんでわかれへんのそれで。」
「俺も内藤哲也や思てんけどな、おかんが言うには、獣神サンダー・ライガーの中の人らしいねん。」
「ほな内藤哲也ちゃうやないか!ライガーの中に内藤哲也なんか入ってないのよ!中に入ってるのは山田恵一さんやねん!スポーツ新聞の記事にも『獣神サンダー・ライガー(山田恵一)引退』って書いてあったんやから!内藤哲也ちゃうがな。もうちょっとなんか言ってなかったか?」
「切り返しのセンスが半端ないらしいねん。」
「内藤哲也や!絶体絶命状態からのデスティーノもしくはリバースフランケンシュタイナーで切り返すシーンと何百回と見てきたから!!内藤哲也やん絶対!」
「わからへんねんでも。」
「なんでわからへんのこれで。」
「おかんが言うには、ジャンルでいうならベビーフェイスやって言うねん。」
「ほな内藤哲也ちゃうやないかい!内藤哲也はベビーでもヒールでもない内藤哲也というジャンルやねん!棚橋とやるときはヒールになれるし、ジェイとやるときはベビーになれるねん!ほかになんかいってなかった?」
「対戦相手は、そのレスラーには何をしてもいいと思ってるらしい。」
「内藤哲也やないか!内藤哲也は受けが上手すぎるから危険な技バンバンやられるねん!雪崩式パワーボム、雪崩式スタイルズクラッシュ、雪崩式パイルドライバー、雪国よりも雪崩の被害受けてるねんから!!内藤哲也にきまり!」
「わからへんねん!」
「わからへんことない!おかんの好きなプロレスラーは内藤哲也!」
「でもおかんがいうには内藤哲也ではないって。」
「ほな内藤哲也ちゃうやないか!」
「おかんが内藤哲也ではないと言えば内藤哲也ちゃうがな!」
「そうやねん。」
「先言えよ!俺が受けの美学語ってるときどう思てたん?」
「トランキーロって思ってた。」
「ほんまにわかれへんがな、それどうなってんねん。」
「おとんがいうには、ビッグバン・ベイダーちゃうかって。」
「いや、絶対ちゃうやろ!
もうええわ。どうもありがとうございました。」
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